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そもそもゼニスってどんなブランド?
ゼニスはLVMHグループの中核ブランドの1つ

ゼニスを紹介する前に時計業界における3つの大きなグループがあることをご存知でしょうか?
スウォッチグループとリシュモングループ、そしてLVMHグループ(ルイヴィトンモエヘネシーグループ)です。
スウォッチグループは世界最大の時計企業グループで、誰もが知っているブランドだとオメガが属しているグループです。
リシュモングループはスウォッチグループに次いで規模の大きいグループで、パネライやカルティエが属しています。
LVMHグループはスウォッチグループやリシュモングループよりは時計に限定すれば規模は小さいですが、最近勢いのあるグループで、ルイヴィトン、ウブロ、そしてゼニスが属しています。
※ちなみにロレックスはグループには属さず、独立系企業として存続しています。
ゼニスのムーブメントといえばエルプリメロ

ゼニスと言えばエルプリメロというムーブメントが非常に有名です。
エルプリメロは世界初の自動巻きクロノグラフ(ストップウォッチ機能)を備えた時計で、毎時36000振動というハイビートで他社の時計(毎時28000振動が多い)に比べて精度が安定しています。
ゼニスはこの今でも現役バリバリのエルプリメロというムーブメントを40年以上前に世の中に出したのです。
エルプリメロはこのような歴史もあるムーブメントですが、それだけが有名な理由ではありません。

エルプリメロがなぜ有名なのかというと一番はやはりロレックスのデイトナに搭載されていたという事実です。
ロレックスと言えば徹底的に品質管理された自社製ムーブメントしか採用しないことで有名ですが、そのロレックスが唯一社外ムーブメントを搭載したのが、このゼニスのエルプリメロです。
ロレックスに採用されるということは実用性や耐久性を兼ね備えていると証明された証であり、この事実が公になるとエルプリメロの人気は上昇しました。
もう1つエルプリメロが有名なのはその美しさではないでしょうか?
全てのモデルではないですが、ゼニスのエルプリメロは小窓から中のムーブメントが見えるタイプが多く、この刻刻と時を刻むムーブメントが動く姿に惹かれる男性は多いはずです。
ゼニスといえばシャルルベルモの名ストーリーも有名

このおじさん誰だか分かりますか?
分からないですよね?
実はこの方ゼニスを救った神的存在の時計技師なのです。
遡ること1969年ごろ、時計業界ではある大変動が起きました。
それが、クオーツショック
日本メーカーがクオーツ時計という安価で機械式より正確な時計を発表したことで、スイス時計業界は大打撃を受けました。
ゼニスもその一つ
ゼニスの売上もクオーツの登場により落ち込み、アメリカ企業に買収されてしまいました。
買収されただけで済めばよかったのですが、アメリカ企業から派遣された幹部陣はある指令を出しました。
「これからはクオーツの時代だ!機械式時計は不要なものになるから工具・資料等全て破棄するように!」
なんとアメリカ企業からやってきた幹部は時代が変わったから、ゼニスの今までの歴史・資産(工具や資料)を破棄するよう命じたのです。
これに対しシャルルベルモ氏は自分たちがやってきたことがいかに価値があり、そして時計技師が世代を超えて受け継いできたその歴史は以下に希少かを幹部に説得しました。
しかし、残念ながら幹部の考えは変わらず機械式時計の工具や資料はすべて破棄されることが決定しました。

ここからがすごいところ!
シャルルベルモ氏はなんと会社に内緒で機械式時計の工具や資料を屋根裏部屋に隠したのです。
工具や資料はかなりの数があるので、シャルルベルモ氏が一人で移動したのではないでしょう。
当時のゼニスの社員の中にシャルルベルモ氏の考えに共感し、協力した人がいたに違いありません。
そして、機械式時計が改めて世間に注目された時、シャルルベルモ氏は屋根裏部屋に隠していた工具や資料を出してきたのです。
この工具や資料があったからこそ今のゼニスの復活があったのです。
もし、シャルルベルモ氏が工具や資料を残していなければ、ゼニスは安いクオーツ時計を作る1メーカーに過ぎなかったかもしれません。
あるいは廃業するか、別の会社に買収され「ゼニス」というブランドそのものが消えていたかもしれません。
シャルルベルモ氏はまさにゼニスを救った救世主なのです!
……
……
いかがですか?
ゼニスってロレックスやオメガなんかより知名度が低くて高級時計ブランドの中でもあまり目立たない存在ですが、裏にはこんな歴史があるんです。
こういった歴史も知って僕と同じようにゼニスに魅力を感じてくれたらうれしいです。
ゼニスデファイクラシックを選んだ理由
以下の記事で書きましたが、僕は現在、シチズンのアテッサを仕事でもプライベートでも使用しています。
アテッサは電波時計で時間がずれる心配はないし、チタン製で軽くて便利で大好きなのですが、今回自動巻きを購入する上で困ったことに、、、
それは、、、
、、、
、、、
、、、
チタン中毒(笑)
普段チタン製の時計をつけてその重さに慣れてしまっているので、オールステンレスの時計が着けられなくなってしまいました。(笑)
オールステンレスを着けると手首の筋トレかよ!って思ってしまい、ステンレスの時計は買っても絶対面倒で着けなくなるだろうなと予想がつきました。
なので、今回プライベート用の自動巻き時計を購入するにあたり絶対条件はチタン製であることでした。
ちなみに、そのほかの条件は以下の通りです。
- 海外ブランド(なるべく人と被らないブランド)
- マニュファクチュール(ETAぽんじゃない)
- ケース径が42mm以下
- ベルトもチタン(革は不可)
以上の条件をもとに時計を探して見つかったのが、ゼニス デファイ クラシックでした。
ゼニスデファイクラシックの特徴
マニュファクチュール

ゼニスの時計はマニュファクチュールと言って時計のムーブメントを自社一貫生産している数少ないメーカーの一つです。
他のスイス製ブランドはETA社という汎用ムーブメント作成している会社のムーブメントを使用していることが多く、10万円の時計も30万円の時計も中のムーブメントは一緒ということはよくあります。
ETA社のムーブメントはコスト面ではかなり優秀ですが、いろんな時計に搭載されているので、自社一貫生産のマニュファクチュールの時計より資産性は落ちる傾向にあります。
また、各社ETA社のムーブメントを独自にアレンジして時計に載せていたりするのですが、そのアレンジもどうしても限界があります。
それに比べてマニュファクチュールのメーカーでは機能性だけでなく、ムーブメントの美しさもこだわって作成することができます。
マニュファクチュールの時計の値段はETA社ムーブメントを搭載したものより高いですが、その分資産性と美しさを兼ね備えています。
名機エリートをさらに磨き上げたムーブメント

ゼニスと言えばエルプリメロですが、実はエリートというムーブメントも有名です。
エリートはエルプリメロからクロノグラフ(ストップウォッチ機能)を取り除き、軽量かつ薄型化に成功したムーブメントです。
ゼニス デファイ クラシックはこの名機エリートをさらに磨きをかけてかっこよくしたムーブメントです。
ローターのデザインもかなり変わっているので、見た目はエリートとは別物に見えます。
このページの後ろの方にゼニス デファイ クラシックのムーブメント画像も載せているので、上のエリートの画像と比較してみてください。
飽きの来ないクラシカルなデザイン

ゼニス デファイ クラシックはその名にも「クラシック」とつくように新しいけど、どこか昔からあるような普遍的なデザインに仕上がっています。
あまりに先進過ぎるデザインだと数年経てば古く感じてしまいますが、ゼニス デファイ クラシックはクラシカルなんだけど古さを感じさせず、どんな時代でも着用できます。
チタン製で軽量

ゼニス デファイ クラシックはオールチタンなため、非常に軽量で長時間着けていても疲れません。
50万円台のオールチタンの海外ハイブランドウォッチはあまりないため、かなり希少です。
ゼニス デファイ クラシックの開封レビュー

箱は大きく重厚感があります。

いざオープン!


文字盤もスケルトンで中の機構を堪能できる
スケルトンだけど視認性がいい

裏スケ(特に星型ローター)がかっこいい



サテンと光沢加工の美しいブレスレット

ゼニスのロゴ入りリューズ

バックル部分もロゴ入り


装着イメージ
銀座Rasinで4万5000円引きで購入

↑銀座Rasinの実店舗
今回僕はこのゼニスデファイクラシックを Yahooショッピングの銀座Rasinさんで購入しました。
定価は59万円でしたが、2万円オフのクーポンが使え、 paypay ボーナスと T ポイントで合わせて2万5000円ほど返ってくるので、実質的に54万5000円程で購入しました。
私が Ymobile ユーザーで Yahoo プレミアム会員に入っていたので paypay ボーナスも多めに付与されることになったのがでかかったです。
ソフトバンクユーザーやワイモバイルユーザーはYahooショッピングで買ったほうがポイントや割引等でお得なことが多いので、是非そちらで購入してみてください。
ちなみにヤフーショッピングで購入する場合は5がつく日例えば5日や15日にスマホアプリから購入すると paypay ボーナスや T ポイントが多く付与されるのでおすすめです !
ワインディングマシーンもついでに買ってみた
今回ゼニスデファイクラシックは土日しか使用しないので一緒にワインディングマシーンも購入してみました。
ちなみに今回購入したワインディングマシーンはこちら
T-Selectionsというメーカーのワインディングマシーンで Amazon で6000円で購入しました。
このワインディングマシーンを購入した理由としてはモーターで有名なマブチモーターを使用していたからです。
実際に使ってみましたがモーター音は全くと言っていいほど気になりません。
僕の場合ベッドの横にワインディングマシーンを置いていますが、眠りの妨げとかにもなりません。
ワインディングマシーン自体も非常にコンパクトで質感も悪くないので安いワインディングマシーンをお探しの方にはおすすめです!
ちなみにこのワインディングマシーンを購入する際は Amazon で購入することをおすすめします。
僕が購入した時点では楽天よりAmazonの方が2000円ほど安く買えました。
このワインディングマシーンの詳細についてはこちらのレビュー記事を書いたので気になる方はそちらも合わせてご覧ください。