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私たちには2種類のエネルギー源がある
まず理解しておかなくてはならないのが、私たちには2種類のエネルギー源があることです。
それは
- シュガーバーニング(糖質燃焼型)
- ファットバーニング(脂質燃焼型)
この2つのエネルギータンクにはそれぞれ特徴があります。
シュガーバーニングの特徴
まず、シュガーバーニングの特徴としてはすぐにエネルギーとして使うことができるメリットがあります。しかし一方で人間の体には2000kcalほどしか蓄えられないというデメリットも存在します。
また、シュガーバーニングはエネルギーをすぐに取り出せるメリットはありますが、血糖値の値が上下するため、内臓や脳の機能が安定しません。
これにより集中力や気力が続かなかったりと問題も出てきます。
ファットバーニングの特徴
ファットバーニングの特徴は人間に一番適したエネルギーの燃焼方法ということです。
ファットバーニングの場合、インスリンや血糖値が安定しているため内臓や脳の機能が安定します。
また、脂質の場合、シュガーバーニングと違い4万kcalほど貯蔵できます。
私たちの祖先が穀物を食べるようになったのはつい1万年ほど前でその前までは肉や魚を食べ、脂質を燃やしてエネルギーを得るファットバーニングに合わせて作られています。
これは現代でもほとんど変わっていないのです。
イヌイットは心臓病やガンにならない!?

ここでファットバーニングの例として北極圏に住むイヌイットの人たちがいます。
彼らの食生活はアザラシの肉など脂質が中心の食事ですが、他国に比べて心臓病やガンの発生率は極めて低いという特徴があります。
つまり、脂質をたくさん摂る=体に悪いわけではないのです。
糖質の人体へのこわ〜い害

糖質の怖いところはタンパク質とくっついて体温で温められるとAGE(終末糖化産物)という破壊的な物質を作りだしてしまうことです。
このAGE具体的にどうするのかというと、細胞を攻撃して炎症を引き起こします。
そして、この炎症のなかでも慢性炎症が一番注意しなくてはなりません。
慢性炎症をが長く続けると細胞やその中の遺伝子まで傷つけ、本来の機能が働かなくなり、アルツハイマーや腎臓障害、ガンの原因になってしまうのです。
糖質=悪ではなく、摂りすぎが問題

ここまで聞くと糖質=悪なのかと思ってしまいがちですが、そうではありません。
現代人の糖質の摂りすぎが問題なのです。
一説には私たちが1万年前に摂っていた糖質の量は小さじ22杯分だったのに対し、現在ではなんと年間63kg!! 小さじに直すと21万1400杯もの糖質を摂取していると言われています。
これが体にいいと思いますか?
現在、私たちは明らかに糖質の摂りすぎなのです。
ファットバーニングの体質に変えるには?
ファットバーニングの体質に変えるには大きく2つが必要だ!
1、糖質を減らす
2、良いアブラを摂取する
糖質の減らし方

まず、今まで以上に糖質を中心とした生活から抜け出す必要がある。
そこで必要になってくるのが、
1.1砂糖を減らす
1.2炭水化物を減らす
この2点が重要です。
1.1砂糖を減らすことについてはお菓子などの甘いものを控える、清涼飲料水を減らすなどがあります。
1.2炭水化物を減らすについては米、パン、パスタなどを控える必要がある。この中で特に減らして欲しいのがパンだ。パンは炭水化物の塊なだけでなく、たくさんの砂糖を使っているものが多い。
炭水化物を一気には減らせないと言う方はまずはパンから減らすことが効果的です。
良質なアブラを摂取する

糖質を減らす他に必要になってくるのが良質なアブラを摂取することです。
結論から言うと、人間の体内では作れない必須脂肪酸のオメガ3系のアブラを摂るのが効果的です。
オメガ3といえば魚のオイルや亜麻仁オイル、エゴマオイルなんかがありますが、これらは熱に弱いため「生」で摂取しなくてはなりません。
しかし、食べたことがある人は分かると思いますが、エゴマオイルや亜麻仁オイルは独特の香りと味があり、普段の食事で毎日生で食べ続けるのは少し難しい部分があります。
また、価格も普通の油よりも高いため、金銭面でも継続性が難しい人が多いかと思います。
そこで個人的にオススメしているのがオメガ3のサプリメントです。
僕の場合、実は比較サイトでは一切紹介されない、あるオメガ3サプリメントを飲んでいます。
そのサプリは某国の医薬品行政局の認可を受けており、値段も非常に手頃なサプリメントです。
気になる方は以下の記事を御覧ください。
ファットバーニング体質に素早く変えるための8h食事法
ファットバーニング体質に少しでも早めたい方は8h食事法を導入しましょう。
8h時間食事法とは1日の食事全てを8h以内に抑え、残り16hは水やお茶などの飲み物だけで何も食べない食事法です。
ちなみに8時間以内に抑えれば何食でも構いません。
例:朝9時に朝食を摂ったとすると
17時までは自由に(3食でも4食でもOK)食べてかまいません。ただし、炭水化物や砂糖が多く含まれたものを避け、良いアブラの含まれた食べ物です。
そして、17時以降は飲み物以外は摂取しないようにします。
この食事法を摂ることで、意図的に16hのプチ断食期間を設けることができ、この期間に体がシュガーバーニングからファットバーニングへと移行しようとします。
また、この食事法はファットバーニング体質へ移行しやすくなるだけでなく、ダイエット効果もあります。
まとめ
今回ファットバーニングが人間本来のエネルギー変換方法であることをご紹介しました。
また、ファットバーニング体質にするには
1糖質を減らすこと
2良いアブラを摂ること
この2つが大きく関係しています。
今まで、炭水化物や甘い物を日常的に摂取していた状態から、いきなり全てをやめることは大変だと思います。
たまに我慢しきれずこれらを食べてしまっても自分を責めないようにしましょう。
それより、少しずつ時間をかけて糖質を減らし、炭水化物や砂糖がなくても平気な体にしていけば良いのです。