読み書きもできなかった僕のひいじいちゃんナオキチの人生から学ぶ商売人の極意

農家で貧しかったひいじいちゃんナオキチ(仮名)

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僕のひいじいちゃんナオキチ(仮名)は元々農家だったそうです。

その当時の農家は自分が食べていくのがやっとで非常に貧しかったらしく、ナオキチはこの状況に不満を持っていました。

しかし、親には「お前は農家の子なんだから、農業をやるしかないんだ!つべこべ言わず親の仕事を手伝え!」と言われ育ってきました。

その当時はこう思っていたそうです。

これからの時代は農家だけをやっていても飯は食っていけねぇ!

そこからナオキチは何か商売できないかと友達や知り合いに掛け合ったそうです。

読み書きもできなかった姉の旦那が村一番のお金持ちに!

その後、ナオキチにある転機が訪れます。

それは自分の姉の読み書きもできない旦那が藁を使った商売をはじめ、村一番のお金持ちになってしまったそうです。

この時ナオキチは確信します

姉貴の旦那にもできたんだからオラ(俺)にもできる!

こうしてナオキチは自分にもできる商売の模索を続けます。

りんごを保管して高く売る

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そして、商売を模索していたナオキチはあることに気づきます。

自分が作っていたりんごが品薄の時期になると値段が高くなる。

つまり、需要が多いのに供給が少ない時に価格が上がるということに気づきます。

※今だと当たり前だと思うかもしれませんが、この当時(第二次世界大戦より数十年前)はしっかり教育を受けている人は少なく、ど田舎の村に住んでいて、学校に行っていなかったので、読み書きがあまり得意ではないナオキチが気づくのはすごいことだと思います。

そこで、ナオキチは収穫時期にとれたりんごをすぐには売らないで、品薄の時期になるまで保管しました。

そして、値段が上がった頃にりんごを市場に出します。

そうして普段の倍以上の値段でりんごを売りさばき、当時の1年間の収入をたった2週間程度で稼いでしまうようにまでなりました。

農家からりんごを買い取る商売を始め、お金持ちに!!

ナオキチは稼いだお金で農家からりんごを買い取る卸売業として会社を設立します。

そして、品薄時期になった時に高値で売りさばくことで莫大な利益を得ていました。

時代の波もあり、また、町にナオキチのような商売をしている人がいなかったため、ナオキチの会社はどんどん成長します。

その後、ナオキチは町でいちばんのお金持ちになりました。

同業が続々倒産

ナオキチのはじめた商売ですが、時代の波が変化し、だんだん農家の数も減り、りんごの消費量も減り、同業他社が続々倒産します。

しかし、ナオキチの会社は潰れませんでした。

なぜか?

りんごを等級別に分け、本当に良いものだけを仲買人に卸していたからです。

そのおかげで仲買人との信頼関係ができ、「ナオキチのところのりんごは間違いないから、いつもの価格で全部買ってあげる」と言って同業他社が潰れる中でも取引がありました。

信頼関係が苦しい時代でも乗り切れた理由です。

無駄なことにはお金は使わない

ナオキチはこうして苦難も乗り越え、町では有数のお金持ちになりましたが、高級車や高級時計など無駄なことには一切お金を使いませんでした。

実は経営が苦しく倒産した同業他社の社長は贅沢ざんまいをしていて、手元にお金を残さず、結果的に会社が傾いた時、銀行が貸してくれなかったり、会社に投入する個人のお金がなくて潰れていきました。

これを見ていたナオキチはいっとき利益が上がっても、贅沢はせず、業績が悪くなった時のためにお金を残しておくことが大事なことを学びました。

こうしたナオキチを見てケチなのかと思うかもしれませんが、そうではありません。

彼は商売をもっと大きくすることにはお金を惜しみませんでした。

また、ナオキチは人にお金を使いました。

人にご馳走する

ナオキチは自分のことにはあまりお金を使いませんでしたが、人にはお金を使いました。

例えば、正月には親戚一同全員集め、ご馳走をふるまったり、仕事で付き合いのある人に贈り物をしたり、近所の人たちにもご馳走をふるまいました。

当時、中にはタダ飯食いの乞食もいましたが、そうした人たちにもお酒と食事をふるまいました。

このように商売で得た利益は人に還元しました。

そのおかげで苦しい時も人に支えられただけでなく、葬式にもたくさんの人が訪れてくれました。

まとめ

今回、読み書きもろくにできなかった僕のひいじいちゃんナオキチが商売を始めて学んだ商売人の極意をまとめると

  • たとえ読み書きができなくても商売はできる
  • 安く買って高く売る
  • ごまかさない!正直に良いものを提供すれば信頼関係ができる
  • 信頼関係が商売が苦しい時を救う
  • 利益は人に還元する

この記事が、これから何か商売を始める方、あるいはすでに始めている方のお役に立てれば幸いです。

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